広告 コラム

無理じゃない?2040年以降フランス、イギリスではガソリン車は売らないって話。

f:id:hyrasan:20170707204810j:plain

こんにちは、ウタです。

 

突然ですが、アナタは車に乗りますか?

 

車に乗る人には他人事じゃないかもしれない話です。

今日、フランス政府が発表した、ガソリン車販売を2040年までに全廃するって話を取り上げたいと思います!

 

全廃は厳しいんじゃないかな...?

今日、突如持ち上がった話ですね。いろんなメディアがこんな風に取り上げています。

CNNとか▼

www.cnn.co.jp

日経とか▼

www.nikkei.com

 

さらにフランスに続いてイギリスでもガソリン車をなくすようになっています。

news.yahoo.co.jp

 

この様子を見るとヨーロッパ各国でもこの動きが進むかもしれませんね

 

色々皆さん思うことがあるとは思いますが

この記事をみて思った率直な感想は、

 

いや、無理じゃね?

 

もちろん、フランス、イギリスの車状況はあんまり知らないけど、日本と大きく違いは無いんじゃないかな?

確かに、ガソリン車がなくなって、電気自動車や水素自動車が走るようになれば環境に優しい!素晴らしいですね

 

電気自動車はすごい技術だけど「いや、無理じゃね?」と思う理由が2つあります

  • 市場がまだまだ電気自動車を想定していない
  • 電気自動車に買い換えるメリットが少ない
 それぞれについて説明していきます!

 

1. 市場がまだまだ電気自動車を想定していない

一つ目の難しいポイントとしては、2040年に電気自動車のシェアがそこまで大きくならないと予想されていることです。

 

「2040年て今から20年以上も先の将来だし、もしかしたらデキるんじゃない?」

と思う人もいると思うのですが、こちらをご覧ください▼

f:id:hyrasan:20170707185019p:plain

出所 経済産業省、「自動車産業戦略2014」、http://www.meti.go.jp/press/2014/11/20141117003/20141117003-A.pdf、出典 IEA:ETP(Energy Technology Perspectives)2012

 

経済産業省のデータです。

これを見るとたしかにガソリン車は2040年までに減っています。

しかし、その分がハイブリット・プラグインハイブリット車などの別の形のガソリン車に置き換わっていますね?

つまりガソリンを使う車の需要は減らないと予想されているわけですね。

そのあとから徐々に電気自動車、燃料自動車のシェアが大きくなるという予想ですね。

 

まとめると

ガソリン車→ハイブリット・プラグインハイブリット車→電気自動車・燃料電池 

の順で自動車の市場が変わっていくと考えられています。

自動車メーカーも基本的に同じ考えを持っていると思われます。

  

そう考えるとやはり、2040年はまだ「ハイブリット・プラグインハイブリット車」が市場の中心になっていると考えるのが妥当じゃないかな?

 

2. 電気自動車に買い換えるメリットが少ない

2つめは電気自動車のメリットが少ないように感じるという点です。

 

電気自動車のメリットってなんでしょうか?

よく言われるのは下のようなものじゃないでしょうか?▼

  • 静かに動く!
  • ハンドルの反応が良い!
  • 給電が家でデキる!ガソリン代の節約に!
  • 外でのキャンプなどで電源の代わりになる!
  • 環境にやさしいことをしている気がする!
 

どうですか?

もちろんメリットはどれも素晴らしいけど、あんまり車に乗らない人からすると、

「うーん...。」

って感じじゃないですか?

 

逆にデメリットとしてあげられるのが

  • 車の値段が高い
  • 一回の充電で長距離走るのが難しい
  • 給電スタンドが少ない
 

 などです。

 

「いや、デメリットが大きくない?」

 

そうなんです。

もちろん、自動車メーカーもデメリットに対して何もしてないわけではありません!

 

「一回の充電で長距離走るのが難しい」については、技術が向上することでガソリン車と変わらない性能で走ることがデキるようになると思います。

実際に、最初の電気自動車に比べるとかなり長距離走行デキるようになっています。

 

また車の値段についてもフランス政府は補助金を出すって言ってるし、日本でも補助金が出るのでガソリン車と変わらない値段にはなりそうです。

 

最後の給電スタンドの問題はかなり難しいですよね

 

「はーい!!このガソリンスタンドは、今日から給電スタンドになりまーす!」

 

イヤ、無理だよね。

日本でも徐々に給電スタンドは増やしているみたいですが、ガソリンと比べると少ないのが現状です。

やっぱり充電の問題がどうしてもネックになりますよね。

 

 

こうして考えると、デメリットは解決できたとしても、今現在では電気自動車のメリットが消費者には感じづらいのが現状です。

電気自動車だと劇的に便利になる!っていう決定打に欠けるかな?という印象です。

 

おわりに

20年以上の先の話なのでどうなっているかはわかりませんが、それでもこの目標は無理かなと思います。

実行したとしても、他のEUの国からガソリン車を買って、フランスやイギリスに持ち込むとかで意味が無くなるのが関の山かな?と

ある国ではガソリン車が売っているとなれば、その国にガソリン車好きが集まるでしょうし。今のままでは完全にガソリン車をなくすことは難しいと思います。

 

ただ、電気自動車がガソリン車に無いすごいメリットがあれば一気に電気自動車が増えるかもしれませんね。

例えば飛べるとか。

 

いずれにしても、自動車業界は大きな転換期なので、これからの動きが注目されますね

 

以上っ!

 

-コラム