こんにちは、ウタです。
仕事に使える最強スキル、それが箇条書き
はじめにより
この書き出しで始まる本「超・箇条書き―「10倍速く、魅力的に」伝える技術」(杉野 幹人 ダイヤモンド社)を今回は紹介します
仕事に使える最強スキル、それが箇条書き
このフレーズがかっこよくて見出しにまで使っちゃいました
あなたは箇条書きと聞いてぱっとどういうものを思い浮かべるでしょうか?
そうそう
こんなやつですよね▼
プレゼントとかで使われているイメージですよね?
本書ではこの箇条書きを何故取り上げているのでしょうか?
情報過多の時代だ。情報を多く、つまり「長く伝える」ことの価値は減っている。
むしろ、「短く、魅力的に伝える」こと、つまり情報を選別し、少なくすることの価値が増えている。
はじめにより
これって誰もが感じていることだと思います。けど短く分かりやすくするのって、難しいんですよね
ブログをやっている人も「短く、魅力的に文章が書けるなら」....って思いますよね?
本書ではそんな理想とする魅力的かつ人を動かす箇条書きを「超・箇条書き」と呼んでいます。
そしてこの超・箇条書きを、「構造化」「物語化」「メッセージ化」という3つの技術を使って書けるようにしていきます
今回はその中でも「構造化」に注目して、紹介していきたいと思います
構造化で「全体像」を作る
そもそも本書で言われる構造化とは何か?
構造化とは、相手が全体像を一瞬で理解できるようにすることだ。
(中略)
ただ羅列するのではなく1つひとつの文の並びに意味をもたせればよい。
第一章より
ただ単に箇条書きするのではなく、意味をもって並べよう! ということですね
例えば、先ほどの下のような箇条書きのプレゼンを見てどう思うでしょうか?▼
実はあえて、ちょっと分かりにくいように作っています
正直この箇条書きでも、悪くはないと思います。及第点くらい?
ここから超・箇条書きにするために本書で紹介されている、構造化を取り入れていきます
「自動詞と他動詞」を意識する
構造化のテクニックとして紹介されているのが自動詞と他動詞についてです
ある瞬間の静止画、すなわち「その時の状態」を伝えたければ、1つのひとつの文に「自動詞」を使う。
ある瞬間の動画、すなわち「誰かが何かに影響を与える行為」を伝えたければ、1つのひとつの文に「他動詞」を使う。
第1章より
このように、他動詞と自動詞で使われる意味合いが異なっています
では、さきほどの箇条書きを分類してみるとこんな感じですね▼
このように、状態である自動詞と影響を与える他動詞に分けることが出来る
自動詞と他動詞が混在していると、なんだかわかりにくい箇条書きになってしまいます
ではそれを踏まえつつ、わかりやすい箇条書きに書き換えましょう▼
どうでしょうか?
自動詞と他動詞をそれぞれグループ化しています。
最初の箇条書きに比べるとぐっと理解のしやすさが上がっているのではないでしょうか?
自動詞と他動詞に気をつけてグルーピングすることで、相手がどういう構造になっているか一瞬で理解出来るようになるのです!
また構造化が紹介されている章では、構造化するためのテクニックが数多く紹介されています。
おわりに
どうやって魅力的な箇条書きが書けるのかというのを注目した本書は、勉強になることが非常に多い、素晴らしい本でした!
僕がオリジナルで作ったサンプル箇条書きなんかよりも、何倍もわかりやすい具体例も紹介してくれています。
また今回は紹介していない「物語化」「メッセージ化」についても
「なるほどなー」
って思うこともたくさんありました
プレゼンに悩んでる人やそもそも文章をどう書いたらいいのかというレベルの人までオススメできる本ですので、ぜひ一度読んでみてほしいと思います。
ということで以上っ!